先日高校の同窓会に行ってきました。
私は一宮高校の被服科を卒業しています。

被服科?何それ?ですよね。
普通科目の他に洋裁や和裁、デザインや染色など着るものの事について学ぶのが被服科です。
3年間普通科とは隔離された女の園です。
さぞや華々しい世界を想像して頂いたと思いますが(…えっ?それはないよって?)
いわゆる女子校のような状態でした。

授業では浴衣を縫ったり、着物を仕立てたり、コートを作ったり…あるデザインコンテストで自分のデザインが選ばれたことがあり、衣装を制作してプロのモデルさんが着てショーで歩いてくれたのには感激して今でも鮮明に覚えています。
そして卒業制作ではウエディングドレスを半年以上かけて作りました。
ウエディングドレスを作れるのはクラスでも3人だけで、女同士の熾烈な争いに見事勝ち権利を獲得したのでした。
(…本当はただのくじ引きです(〃ω〃))
最後に3年生全員が自分の制作した作品の数々を着てファッションショーをするのですが、衣装はもちろん音楽の選曲からメイクまで自分たちで作り上げた舞台は最高の想い出になっています。

そんな少し違った経験を3年間共に過ごしてきた仲間たちと恩師の先生に久しぶりにお会いすることができました。

20年以上経つのに変わらない皆んなの姿に久しぶりでも会話が弾み、あっという間の時間でした。

恩師の安藤先生は裕福ではない家庭に育ちながら当時では珍しく大学を出て教師になられたそうです。それを小学生の時に女性が生きていくには何の職業が安定しているのかを考えて決めていたというのです。

しょっ、小学生で決めていた∑(゚Д゚)!!!
私の小学生の頃にはそんな考えが全くなかったので、意識と意志の強さに驚きました。
更に学費を捻出してくれたご両親に常に感謝の気持ちを持ち続け海外旅行を1年目でプレゼントされたり、長年実直に勤められ貯めたお金で娘さんの結婚祝いにお家をプレゼントされたり、先生の家族への想いをお聴きして安藤先生の教えを受けられたことを誇りに感じました。
今まで勝手に生きてきた私ですがこれからは家族や友人、仲間を想い日々感謝の気持ちで過ごしていこうとまた20年以上経っても先生から教えを頂いた幸せな同窓会でした。
幹事をしてくれた綾子ちゃん、久し振りに会えた皆んな、そして安藤先生、ありがとうございました。


二次会はスギモトさんのYummyさんへ!
Language
日本語